簡単用語解説

2006.04.08

CVCC

 初代シビックの話題のときに出しておかなければいけなかった用語解説。
初代シビックのキーワードはCVCCとMM思想をおいて他にはないと言っても過言じゃない。

 CVCCエンジンが世に出たのは1972年。これを書いてる今から考えても、もう30年以上昔の技術ってことじゃないですか。しかし、その思想は、今から考えてもかなり進んだものであることは確かです。

 CVCCはCompound Vortex Controled Combustionの略。直訳すれば「複合渦流調速燃焼」ということになる。

 その名の通り、混合気の燃焼をするときに渦を作ってまんべんなく燃焼させるのが狙いのようで、ポイントは、一つのシリンダーに燃焼室を二つ持ち、主燃焼室は希薄な混合気を、副燃焼室には濃いガスを吹き込んで、濃いガスに点火、一気に炎をシリンダー全体に行き渡らせる・・・ってこれはリーンバーンの原理じゃないですか。特にGDIなどの直噴エンジンなんて、プラグ周辺にちょこっとガスを吹き、燃料を層状にして爆発させ、シリンダーに行き渡らせるんだから、それを二つのキャブで機械的にやるってことですよね~。

 これを30年前、インジェクションも117についてたボッシュの機械式くらいしかなかった頃に、しかもキャブでやってたって言うところが、凄い。ちなみにFitのエンジンのメカニズムは、たぶん、似たようなことをインジェクションでやってるんだろうと思う(事実は聞いてみないとわからないが(^^ゞ)

 ちょっと調べるのに手間取ってしまったけど、調べてよかった。この話をうずもれさせとくのは惜しいと思う。

 20世紀の車のメカニズム、70年代のグランプリかなんかを受賞したようです。やっぱり、その独自性と先進性は認められたんだね。

(この文章は、2002年~2003年にHPが初出、今回は全体的に加筆、修正したもの)

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2005.09.26

出力表示今昔物語

グロス&ネット&kw。
エンジンの出力表示も、時代につれ、変わっている。

1980年代中ごろまでは、エンジン出力は、エンジン単体で計測するグロス表示が中心。

それ以降は、エンジンを車体に載せた状態で計測するネット表示に改められた。そうすることにより、エンジン出力が数字上は15%ほど下がる事になる。古い車の情報を見るときは、その部分を加味しないといけない。例えば箱スカGT-R搭載のS20エンジンが160馬力と言うのを見て、NA2.0リッターで160馬力なら、今のプリメーラ(150馬力)よりもパワフル、なんて思っちゃいけないってこと。ネットに換算すれば140馬力程度になるのだ。

今は、SI単位系への表記統一が徐々に進んでいて、出力もkw表示になりつつある。一応、換算しておけば、

1馬力=0.7355kw

ということになるので。
数字を小さく見せればそれでパワーはないのかっていうと、そういうことじゃないから。

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